どちらを買うべき?2つのアイテムを徹底比較!
874とPT20、その汎用性の高さと手頃な価格から、USワークトラウザーの代表モデルとして人気を分けるこの二型。当店でも長く取り扱っており、現在もシーズン通して多くのお客様からお求め頂きますが、双方の違いについて非常に多くのお問い合わせを頂きます。 という事で、今回は874とPT20の違いを特集してみました。この二型、どちらを買おうか迷われてる方は是非一度ご覧になって下さい。
Dickiesは1922年にテキサス州で創業したワークブランド。労働階級のアイデンティティーとして根付く一方、アメリカ西海岸を中心としたストリートカルチャーとも結び付きが強く、シーンを象徴するブランドとしても広く認知されています。
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REDKAPはテネシー州ナッシュビルにて1923年に設立されたワークブランド。企業の工場やラボで高いシェアを誇り、特に自動車系は最大手GMに加え、FORDやMercedes、TOYOTA等の工場でユニフォームとして採用されています。
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874 W32 L30 / 168cm
PT20 W32 L30 / 168cm
同じサイズでも、PT20の方がややゆったり目。ヒップ、わたりにゆとりがあり、裾にかけてなめらかにテーパードしています。一方、874は腰回りがすっきりしており、膝から裾にかけてストンと落ちるストレートシルエットになっています。
874 W32 L30 / 168cm
PT20 W32 L30 / 168cm
874の方がすっきりと細身の印象ですね。ゆったりがお好みの方はPT20をお選び頂くか、874のワンサイズアップをおすすめします。
下北沢店 山口
個人的には10代から履いている874が、履きなれたシルエットで安心感があります。国内ではDickiesの方が知られているので、若い頃から履いている方も多いのではないでしょうか。
下北沢店 土屋
どちらもワークパンツですが、PT20の方はほどよいテーパードがあり、スラックス感覚でドレッシーな雰囲気にもばっちりです。
874
PT20
TCツイルという同じ素材を使用しています。コットン35%、ポリエステル65%の混紡素材で、耐久性に優れシワになりにくいのが特徴。違う点は、PT20の方が生地のオンスが軽く、874の方がしっかりと重厚感があります。新品時は硬く感じるかもしれません。いずれもセンタープレスが入っていますが、874の方がよりしっかりめ。
下北沢店 土屋
人それぞれですが、重厚感があり、よりワーク感が強いのは874だと思います。ごわついた無骨さを出したいとき、ワークブーツやスニーカーを合わせるときは874です。
本店 熊沢
PT20は新品時から生地が柔らかく、履き心地重視の方にはおすすめです。夏場は特に快適。両品番ともに、センタープレスは洗濯の度ラインに沿って畳んで保管すると長く維持できますよ。
下北沢店 山口
デートの時はきれい見えする874を選びます。
874
PT20
874はフロントがホック式になっており、PT20はボタン式。また874のベルトループは横幅が広く縦幅が狭いため、ベルトやキーリングのサイズにも注意が必要です。
下北沢店 山口
どちらも着用に支障がないのであまり気にしていません。ただ874を履くときは大き目のキーリングを使っています。
上:874、下:PT20
上:874、下:PT20
874はプリント+品質タグ、PT20はオレンジタグ。オレンジタグは昔から変わらないワークウェアブランドらしいデザインです。腰部分にはそれぞれのブランドタグが取り付けられています。
本店 熊沢
PT20は外側に白いサイズタグが付いています。切ってもいいですが、自分はできるだけそのままの状態で楽しみたいので、あえて切らずに履いています。
下北沢店 土屋
874は内側のプリントもポイントではないでしょうか。女性のお客様だとウエスト部分を折り返し、ローライズで履かれる方も多いですね。
874
PT20
874は一般的なシングルステッチ、PT20はスラックスなどによく見られるまつり縫いの仕様となっています。当店では裾直しを有料(+1000円)にて承っておりますが、いずれもシングルステッチでの仕上がりとなります。
下北沢店 土屋
PT20の裾はまつり縫いをそのまま残し、あえて無造作にロールアップするのもオリジナル感がありおすすめです。自分はオックスフォードのサービスシューズを合わせたりします。
874
PT20
874は耐久性を考慮したダブルステッチに対し、PT20はシングルステッチとなります。いずれも長く履いても壊れることはありません。874はより作りこまれているのに対しPT20は最低限の作りと言えるでしょう。
下北沢店 土屋
PT20はシンプルな作りのため、余り糸など出る場合もありますが、処理しながら長く履くのもワークウェアならではの楽しみ方のひとつです。
今回ご紹介した双方の特徴をまとめました。どちらもいいところがありますので、お好みや着用シーンによりおすすめさせて頂いています。是非、こちらの記事を参考にご自分にぴったりのワークパンツを選んでくださいね。