WESCO社の創業100周年を記念して作られた限定モデル「1939」。第二次大戦が開戦した1939年、地元オレゴンはポートランドの造船所で働く溶接工達の足を守る為、WESCO社が初めてプルオンタイプのエンジニアを発表。BOSSがその代表モデルになりますが、量産化される前に作られたプロトモデルを復刻したのがこの1939です。
木型は現在使われていない9109番。バブルトゥと呼ばれ、ボスよりも高さがあり、反り上がったつま先。また、当時から1950年代まで採用されていたネイルドソール製法を復刻、その証となる当時のラベルも復刻し、シャフトに縫い付けられています。現行ステッチダウンの様にコバにレザーが重ならず、アッパー下に巻き込む作りが特徴。ステッチはシングルで、コバ周りはスマートな印象に、アッパー形状はより立体感のあるフォルムとなっています。
ヴァンプ、ヒールカウンターのトリプルステッチ、バックステーのV字ステッチ、とにかくタフなステッチワーク。ミッドソールとヒールリフトに配された防水性の高いワックスドレザー。アウトソールの純正スーパーグリップハーフソール。いずれも当時の仕様を忠実に再現しています。
艶やかで色気のあるアッパーは米国屈指のタンナー、ホーウィン社のブラックホースハイド。密度が高く堅牢ながらも、しなやかな革質で、新品時から足に馴染み、ホールド感も高いです。茶芯なので、日を追うごとに刻まれるエイジングも格別なものとなります。
レザーポーチに入ったオリジナルボトルのケアオイルとクロスが付属。片足ずつフェルトバッグ(こちらも米国製)に入り、外箱も100周年限定、職人さん手書きのメッセージカードまで付き、全てに拘り尽くした逸品。まさに一世紀の歴史を記念するに相応しい一足です。在庫限りとなりますので、お見逃しのない様お願い致します。
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