VANSONレザージャケットのお手入れ
衣替えの前に…
段々と暖かくなってきた今日この頃。
そろそろ衣替えのシーズンではないでしょうか?
秋冬物から春夏物に衣替え♪
きっとコレを読んで頂いている方々は洋服好きの方達が多いと思われますので、衣替えの季節はアレを着たい、コレも着たいとウキウキ、ワクワクしちゃいますよね〜♪
しかし…
衣替えの前にやらなければならない事があります…
それは…
収納、保管する前に手入れをする。
そうなんです。
全てとは言いませんが…
いや、ほぼ全てか…
大抵のアウターは長期収納、長期保管する際はどうしても事前に手入れは必要です。
それこそアウターとなると他の衣類に比べて大金を叩いて購入した物も多いと思われます。
せっかく気に入って購入した物なので、今後とも末永く愛用してもらえたら洋服も嬉しいと思いますよ♪
さて、そんなアウターの中でも特にお手入れ方法についての問い合わせが多いのは…
レザージャケットのお手入れ
今回は僕の長年愛用している【VANSON ENF SINGLE RIDERS】を使ってレザージャケットの手入れ方法を紹介したいと思います。
レザージャケットの手入れ方法は正直言って十人十色です。
どういった風に仕上げたいか、艶めかしい風合い、マットな風合い、人によって好みが分かれると思います。
なので今回は最も定番的で簡単な手入れ方法を実行していきたいと思います。
事前準備
まずはお手入れに入る前に事前準備が必要になります。
・豚毛ブラシ
・馬毛ブラシ
・クロスor布 (乾拭き用と拭取り用で2枚)
・ロウソク
・ケアオイル (今回は当店取扱のVANSON LETHER BALMを使用)
事前準備は大体こんな感じです。
豚毛ブラシ、ロウソクは100円均一で購入可能です。
馬毛ブラシ、クロス等はホームセンターや靴屋さん等でも扱っている事が多いので探してみて下さい。
クロスについては無ければ着なくなったTシャツを代用してくれても大丈夫です。
ただし、タオル等の毛足が長い物だと繊維が纏わり付き、拭き取りづらいので使用はおすすめしません。
*今回使用するケアオイルは当店でも取り扱いしておりますが状況により完売している場合もございますので予めご了承ください。
準備完了、お手入れスタート!
さて、準備が整いましたらさっそく初めて行きましょう♪
まずはジャケットの埃や汚れを落とす為にクロスを使い乾拭きを行います。
次に馬毛ブラシで全体をまんべんなくブラッシングして下さい。
襟の裏側なども忘れずに!
埃が溜まりやすい縫い目の部分は豚毛のブラシでブラッシングして埃を落として行きましょう。
プリーツの内側までしっかりと!
全体をブラッシングしましたら、いよいよ【VANSON LETHER BALM】の投入です!
革に直接ドバーッとかけてしまいましょう♪
オイルをかけ終えたら革全体に素手でまんべんなく広げます。
クロスを使って広げてもらっても良いのですが、直接手を使って広げる方が手の熱をつたって革に染み込み易くなるのでオススメです。
関節部分のシワの溝は特に念入りに染み込ませましょう。
稼動する箇所は特に痛み易く、乾燥してしまうとヒビ割れが起きてしまう可能性がありますので!
全体的に広げて染み込ませたら、ハンガーに掛けて干しておきます。
この時点で大分しっとりとした艶めかしい感じに仕上がってきました。
おおよそ1時間程干しましたらクロスを使って余分なオイルを拭き取りましょう。
拭き取りが終わりましたら、風通しが良く直射日光が当たらない場所で丸1日程度陰干しして下さい。
翌日、陰干しを終えたらジッパー部分にロウソクを軽く擦り付け、ジッパーを何度か開閉して下さい。(ロウ引きをする事により錆びづらくなり、開閉もスムーズになります。)
仕上げにクロスを使って全体を磨き上げます。
これでお手入れは完了になります!
どうです?
違いが分かりますか?
しっとりとして艶めかしい黒光り♪
久々に手入れを施したのですが、やっぱり手入れ直後はたまらなく良い感じです♪
画像じゃ分かりづらいですね笑
実物を見たい方は実店舗にて保管してあるので良かったら見に来て下さいね♪
「土屋のVANSON」とスタッフに伝えて頂けたらお見せ出来るようにしておきます!
ちなみにご自宅で保管する際の注意点としては、肩幅の合った少し太目のハンガーに掛けて頂き(太めのハンガーが無い場合はタオルを巻き付けて太さを調整しても大丈夫です。)フロントジップは開けた状態にしといて下さい。
ジップを閉めた状態だと内側に湿気がこもりカビが生える可能性がありますので。
カビはレザージャケットにとっての天敵です、なるべく風通しが良く、直射日光が当たらない場所に保管して下さい。
クローゼットに保管する際は普段から良く開け閉めするクローゼットに保管して、たまに新鮮な空気に触れさせるようにする事をオススメします!
↓今回ご紹介させて頂きました手入れ作業の動画も是非ご覧ください♪
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