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2023.03.24
Back Sateen
BDUやM-65などと共にミリタリーパンツの定番として親しまれているファティーグパンツ。
日本のアパレルブランドでもチラホラ展開しているのを見かけますが、意外にもアメリカのミリタリーブランドで展開しているのはあまり見かけなかったりします。
そんな中、アメリカ企画アメリカ生産で長年ファティーグパンツを作り続けているのが1972年創業テキサスの老舗Earl’s Apparelが展開するブランド『Stan Ray』です。Stan Ray Camp Fatigue Pants Back Sateen
以前当店で取り扱いしていたファティーグパンツは同じくEarl’s Apparelを母体とするブランド『Gung Ho』になりますが、国内ライセンスの都合上、US企画のGung Hoは日本国内に輸入出来なくなってしまったので、『Stan Ray』としてラベルを替え展開しております。
腰回りが若干タイトな作りで裾までストンと落ちる太すぎず細すぎずなベーシックなストレートシルエット、アメカジスタイルのみならず幅広いスタイルに対応します。
177cm65kg W34着用ダック素材のファティーグも展開がございますが、気温と湿度の上がるこれからの時期には軽くて通気性の良いコットンサテン生地がオススメです。
ファティーグパンツに使用される通称バックサテン生地は文字通りコットンサテン生地を反転させた物でサテン地特有の光沢が抑えられており肌に触れる部分がサラッとしていて湿気の多い時期でもとても快適です。
またこのバックサテンの最大の魅力は経年変化と言えると思います、
洗いを繰り返すことで生地に杢感が表れ、ステッチまわりのパッカリングやアタリなどこの生地にしか出せない唯一無二の味わい深い表情に変化していきます。洗濯3回ほどですが、既にステッチ周りにパッカリングが出てきました。
履き込みサンプルがこちら
158cm W32着用アメカジフリークに長年愛され少し玄人感も醸し出しているファティーグパンツですが、
程よい厚みで通年着用できる上様々なスタイルに合わせ易いミリタリーパンツですので、もっと沢山の方にこのパンツの魅力が伝われば良いなと思います。Stan Ray Camp Fatigue Pants Back Sateen 商品ページへ
70~90年代のアメリカ映画や音楽に強く影響を受け、10代の頃からアメリカンカジュアルに傾倒、常日頃からアメリカンインポートウェアの動向を監視し続けるアラサー男子。 -
2021.03.03
BARACUTA G9のサイズ選び
1938年、英陸軍のジャケットをゴルフ用にアレンジし、バラクータ社により生み出されたG9ハリントンジャケット。全てのブルゾンの原型とされ、時代を超えて愛されていますが、シルエットの変更が何度か行われた事もあり、サイズに関するお問い合わせを多く頂きます。そこで今回は現行G9のサイズ感についてお伝えしたいと思います。
G9について
サイズの前にG9の特徴を少しおさらいしておきます。基本的な形は、裾と袖がリブで絞られたショート丈の前開きジャケットで、いわゆるブルゾン、ジャンパーと呼ばれるタイプ。前合わせはジッパーで、現在は2ウェイジップが採用されています。
肩回りの可動域が広いラグランスリーブ、ゴルフボールが落ちにくいフラップ付きハンドポケットなど、その完成されたデザインは、ゴルフジャケットとしての実用性を追求した結果生まれた機能美なのです。
フレイザータータン
ジップを開けて着た時チラリとのぞくチェック裏地「フレイザータータン」。元々タータンチェックは、英国貴族の一族を示す由緒正しきもの。日本でいう家紋の様な存在ですが、バラクータ社は1940年、ラヴァト卿一族よりこのフレイザータータンの使用を許可されており、以降同ブランドの象徴となっています。
ドッグイヤーカラー
2つ釦のチンストラップが一体となるスタンドカラー、通称「ドッグイヤーカラー」は、ゴルフの際風が入りにくい為の仕様。名の通り、ボタンを外した姿が犬の耳に似ている事に由来します。
アンブレラカットバックヨーク
傘の様に波状にカットされたバックヨーク。水滴がスムーズに流れ落ちる為の仕様ですが、背中を見ても一目でG9と分かるアイコニックなディティールです。
モデル名について G9のモデル名は「ハリントンジャケット」ですが、これは1960年のドラマ「ペイトンプレイス物語」の登場人物ロドニー・ハリントンが着用していた事から、そう呼ばれるようになったそうです。
また、このタイプのジャケットは「スイングトップ」、「ドリズラー」とも呼ばれますが、前者は日本のアパレルメーカー「VAN」の、後者は米国マクレガー社の、それぞれ製品名です。
G9のサイズについて
クラッシックとアーカイブ
元々G9はゆったりとしたフィットでしたが、2000年代にやや細身に変更されます。さらに2013年にシルエットが一新され、非常にタイトな作りとなりました。これがG9クラッシックと呼ばれる当店扱いのモデルです。
その後、旧シルエットを復刻したG9アーカイブが作られ、現行G9のフィットはクラッシックとアーカイブの二種類となっています。G9アーカイブは左見頃のポケットフラップにBARACUTAのピスネームが付属(当店では扱いがございません)、クラッシックには付いていません。
G9クラッシックは、旧モデル、現行アーカイブフィットと比べるとおおよそ2サイズ分程、2000年代のモデルと比べるとおよそ1サイズ分程、タイトな作りとなっています。
サイズの選び方
前述の様にG9は様々なフィットが存在する為、既にお持ちの方でも、同じサイズを選べば良いとは限りません。やはりサイズを選ばれる際は、お手持ちのジャケットで身幅を測って頂き、商品ページ実寸表の身幅が近いサイズを選んで頂くのがベストです。これを基準に、着丈や袖丈など他の部分も比べて頂くと、より確実です。
G9クラッシックは全体的に細身ですが、肩回り~アームにかけて特にスリムな作りとなっています。体系的にこの辺ががっちりされている方は、さらに1サイズ上げて頂く事もご検討下さい。
サイズ表記は34,36,38…といったUKインチ。一般的なインポートのジャケットのSML表記に当てはめると、おおよそですが以下の様になりますので、こちらもご参考下さい。
34 36 38 40 42 44 46 48 50 XXS XS S S-M M L XL XL-XXL XXL 体系別モデルのフィット
こちらは体系の違うモデルが、それぞれタイト目、ジャスト、ゆったり目を着比べた画像になります。ご自身に近い体系のモデルをご参考下さい。いずれもインナーはカットソー(セントジェームス ウエッソン)を一枚着た上に羽織っています。
それぞれの画像は矢印(<>)クリックか左右フリックでサイズを切り替えられます。
身長169cm 標準体型
体重61kg 肩幅43cm 胸囲92cm 腹囲83cm 36はタイト目、38が丁度良いサイズでした。40でゆったり目になり、インナーに着込む場合はこのサイズが良いです。普段着ているインポートのジャケットはSサイズが多いです。身長172cm がっちり体型
体重80kg 肩幅49cm 胸囲104cm 腹囲92cm
42でタイト目、44で丁度良く、46はゆったり目となりました。普段インポートのアウターはMサイズで丁度良い場合が多いので、上記の表で言えば42ですが、私は胸から肩回りががっちりしており、一つ上の44がジャストとなりました。
身長184cm ややがっちり体型
体重80kg 肩幅48cm 胸囲98cm 腹囲91cm
44でタイト目、46で丁度良く、48はゆったり目になりました。42も着てみたのですが、窮屈で丈もギリギリでした。普段インポートのアウターはLサイズを選ぶ事が多いです。体系別モデルのフィット(動画版)
こちらは上記体系別モデルの着用イメージを動画でまとめたものです。
まとめ
モデルデータを平均すると、ジャストサイズの胸囲(身幅×2)が自身の胸囲+15~20cm位となっています。こちらを目安に、サイズを上げ下げすると、上記写真の様なフィット感をイメージ頂けるかと思います。やはり普段着られているジャケットの身幅実測値からお選び頂くのが最も確実ですので、お手数でも是非ご確認下さい。
以前は野暮ったいイメージを持たれてた方もいらっしゃるかもしれませんが、幾度ものアップデートを経て辿り着いた現行G9クラッシックは、洗練されたシルエットで幅広い層から支持されています。その分、サイズ選びは重要なポイントとなってきますので、こちらのページが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
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2020.09.17
Jalana厳選スウェット特集
朝晩涼しさを感じる日が徐々に増え、秋の準備を始められている方も多いと思います。そこで今回は、Jalanaの秋トップ筆頭「スウェット」の特集です。気負わず着られてガシガシ洗える、ジーンズやワークパンツとの相性も抜群!アメカジとは切っても切れない大定番アイテムだけに、ブランドやモデルにも拘りたいところ。当店では実際に本国で展開されているリアルなインポートクロージングを中心にセレクト。ここでは中でもオススメの4ブランドをご紹介していきます。また、モデル画像を交えたサイズ毎のフィット比較も必見です。皆さんの秋支度の参考になれば幸いです。
Champion(チャンピオン)
1919年設立の前身会社を引継いだフェインブルーム兄弟が1920年に設立した「チャンピオン」。1924年、それまで米軍学校用のニットウェアを生産していた同社は、その技術を生かして作ったスウェットを、ミシガン大学のスポーツチームに提供。高品質かつ安価なスウェットの評判は、コーチからコーチへ伝わり、瞬く間にそのシェアを全米各地に拡大。その人気はアスリートに留まらず、学生のデイリーウェア、そしてアメリカンカジュアルの代表アイテムとして定着しました。日本でもその人気、知名度は高く、名作「リバースウィーブ」はあまりにも有名です。
リバースウィーブ
キングオブスウェットことリバースウィーブは、1934年にチャンピオンが開発したスウェットシャツの製法かつモデル名です。縦方向に縮みやすいスウェット生地を、横方向に採用することで縮みを軽減。さらに、サイドパネルにリブを施す事で、横方向の伸縮性を確保。同社の代表品番であり、アメカジの定番アイテムとして長年愛され続けている名品です。
米国限定単色青タグ
当店扱いのリバースウィーブ(S101プルオーバーフード、S149クルー、RW10パンツ)は、米国Championのモデルになりますが、現在カタログ未掲載の希少品番。首タグに70~80年代の単色青タグのデザインを採用しており、シルエットはやや細身。12オンスのヘビーウエイト素材は、洗うほどに目が詰まり、味わい深く変化します。
オーセンティックな雰囲気を際立てる単色青タグ。
こちらはクルースウェットS149。デニムとの相性は言うまでもありません。
Champion S149 青タグクルースウェット 購入ページへ
Champion S101 青タグ フードウェット 購入ページへ
Champion RW10 青タグ スウェットパンツ 購入ページへ
CS1051、CS1049について
こちらの2品番も米国Championの一般流通していないリバースウィーブ。S101、S149の従来品番で、それらに比べるとゆったりしたシルエットとなっています。また、首タグが単色ではない、素材感が柔らかい(混紡感が強め)といった特徴があります。現在は生産されていない為、在庫限りの特価ご案内中です。オーバーサイズで着たい方におすすめです。
Champion CS1049 クルースウェット 購入ページへ
Champion CS1051 プルオーバーフードスウェット 購入ページへ
CAMBER(キャンバー)
アメリカはペンシルバニア州の老舗スポーツウエアメーカー「キャンバー」。1948年に生地工場としてスタートしたファクトリーで、学生スポーツチームや、体育協会等からのボディ受注を請け負っていました。そのノウハウを活かし、CAMBERとしてのオリジナルレーベルを始めたのは1992年。米国自社工場での生産に頑なに拘った、重厚なニットウエアがラインナップ。とにかくヘビーデューティーなニットウエアがラインナップしており、長年に渡りアメカジフリークを魅了し続けています。
19ozアークティックサーマル
タフさに定評のあるキャンバーのラインナップの中でも最上位となるのがこの「アークティックサーマル」。12.5オンスのヘビースウェットに6.5オンスのワッフルサーマル総裏地が張られ、トータルなんと19オンス!厚地の外生地が外気を防ぎ、サーマルが保温力を高めるという構造で、非常に高い防寒性能があります。50/50の綿ポリ素材で、耐久性が高く、デイリーでガシガシ着倒せます。品番100番台に当たり、131がジップパーカ、132がプルオーバーフード、いずれもセットインスリーブでゆったり目のフィットとなっています。
アークティックサーマルのジップフード131。驚異の19ozはもはやスウェットシャツと言うよりアウターです。
12.5オンスのスウェット地を二枚合わせたフード部分。自立するウエイトなので着用時の形も綺麗です。
CAMBER 131 アークティックサーマル ジップフード 購入ページへ
CAMBER 132 アークティックサーマル プルオーバーフード 購入ページへ
14ozチルバスター
7.5オンスのスウェットに6.5オンスのワッフルサーマル総裏地を施した「チルバスター」。トータル14オンスとなり、アークティックサーマルには劣るものの、十分な防寒性を誇るモデル。品番は500番台に当たり、531がジップパーカ、532がプルオーバーフードです。袖の取り付けはラグランタイプで、柔らかなシルエットが特徴。素材は50/50の綿ポリで縮みにくく、耐久性も高いです。買い易い価格もあり、キャンバーのスウェットの中では最もポピュラーなシリーズとなっています。
前開きフードの531番。ラグラン&カンガルーポケットのオーセンティックなデザイン。ミッドシーズンの羽織にも最適です♪
CAMBER 531 チルバスター ジップフード 購入ページへ
CAMBER 532 チルバスター プルオーバーフード 購入ページへ
12ozクロスニット
一枚地の12オンスヘビーウエイトスウェット「クロスニット」。綿の混率が高くザラっとした武骨な生地感がキャンバーならでは。裏は起毛なので、肌触りも抜群です。また、こちらは上記チャンピオンで説明したリバースウィーブ製法と同じ作り。前述モデルの様なサーマル裏地がないので、重ね着にも使い易く、長いシーズン活躍。品番は200番台で、当店扱いは232プルオーバーフードのみとなっています。
クロスニットのプルオーバーフード232。リバースウィーブでシルエットはボックス。長めのリブもヴィンテージライクなディティールです。
CAMBER 232 クロスニット プルオーバーフード 購入ページへ
LOSANGELS APPAREL(ロサンゼルスアパレル)
2017年設立「ロサンゼルスアパレル」。「アメリカンアパレル」の創設者で、2014年に解雇されてしまったダブ・チャウニー氏が立ち上げたブランド。同氏は、その後すぐに倒産したアメアパから生地や工場を買い取り、長年共に働いたスタッフ350人を連れこのブランドを設立。商品展開やロゴデザインもそっくりですが、LA自社工場での徹底した品質管理、労働環境や給料を高い水準に保つなど、経営理念もアメアパ時代と同様。アメアパの権利はギルダン社が取得しましたが、実質、ネーム以外は全てこのLAアパレルが引き継いだ様な形となっており、今後の展開に注目が集まっております。
14ozヘビーフリース
14オンスの厚地スウェットシリーズ「ヘビーフリース」。良質な米綿を100%使った肉厚スウェットは、着込む程に風合いが増します。HFで始まる品番がこれに当たり、当店ではHF09プルオーバーフード、HF07クルーネックを展開。いずれもボックス型のゆったりとしたシルエット。80’s-90’sテイストでルーズに合わせるならこのモデルがおすすめです。
こちらはプルオーバーフードHF09。フードのコードがなく、クロスした首元が特徴的なディティールです。
LOSANGELS APPAREL HF09 ヘビーフリース プルオーバーフードスウェット 購入ページへ
LOSANGELS APPAREL HF07 14オンス ヘビーフリース クルーネック スウェット 購入ページへ
FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)
世界屈指のボディメーカー「フルーツオブザルーム」。1851年、ロバート&ベンジャミン・ナイト兄弟が、アメリカ東岸ロードアイランド州のウォリックにて繊維工場を立ち上げたのがその始まり。LOOMは織り機、FRUITは結実を意味しており、「繊維業で成果を得る」という想いが込められたネームは、1871年に正式登記。Tシャツを始めとする、様々なコットンニットウェアを160年以上に渡り展開し続け、今では世界中で32,000人の従業員を抱える巨大メーカーに成長。国内流通商品は、日本企画のライセンスですが、当店では本国アメリカで一般的に流通しているモデルをご紹介しております。
スーパーコットン
本国アメリカのフルーツオブザルームで、カタログ未掲載の希少モデル「スーパーコットン」。12オンスのスウェット素材は、肉厚で高い耐久性を誇ります。裏起毛の50/50綿ポリ地なので、非常にソフトな肌触りなのに高い耐久性を備えています。非常に買い易い価格設定ですが、そうとは思えないクオリティで、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るシリーズとなっています。当店ではジップフード、プルオーバーフード、クルーの3タイプを取り扱っております。
圧倒的コストパフォーマンスが魅力のスーパーコットン。写真はプルオーバーフードになります。
FRUIT OF THE LOOM 82230R スーパーコットン フルジップフードスウェット 購入ページへ
FRUIT OF THE LOOM 82130R スーパーコットン プルオーバーフードスウェット 購入ページへ
FRUIT OF THE LOOM 82300R スーパーコットン スウェットクルーネック 購入ページへ
サイズごとのフィット感
全てのシリーズで展開しているプルオーバーフードのスタイルで、各商品、S,M,Lサイズを着た時の画像を並べてみました。モデルの体型は身長169cm、体重61kg。いずれもジャストサイズはSで、Mだと少しゆとりがあります。2サイズアップのLになると、かなりザックリしたフィット。ブランドや品番ごとでもフィットが異なりますので、それぞれ見比べて頂ければサイズ選びの参考になるかと思います。
※画像はそれぞれフリックでサイズを切り替えられます。端末の横幅に合うレスポンシブ画像なので、スマートフォンの方は横で見て頂く事をおすすめします。
CAMBER 532 チルバスター プルオーバーフード
まとめ
やはり大本命はキングオブスウェットことチャンピオンリバースウィーブ。米国限定青タグモデルはデザイン、品質共に良く、他では手に入りにくい希少モデル。迷ったらこれをご購入頂ければ間違いありません。タフさや防寒性重視の方はアメリカ製のキャンバーから用途によって、コスパ優先ならフルーツのスーパーコットン一択、タフ&ワイドシルエットがお好みでしたらロサンゼルスアパレルのヘビーフリースをおすすめ致します。お気に入りの一枚を見つけて頂けると幸いです。
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2020.08.07
ポロシャツサイズ比較!ラコステ、フレッドペリー、ラルフローレン
ポロシャツサイズ比較!ラコステ、フレッドペリー、ラルフローレン
当店で長年扱っているインポートポロシャツ御三家、ラコステ、フレッドペリー、ラルフローレン。ボーイズサイズなどもあり、それぞれのモデルの特徴や、適正サイズなど、毎年多くのお問い合わせを頂きます。という事で今回は、各モデルの違い、サイズ別のフィットの違いなどをそれぞれ並べてみました。
LACOSTE(ラコステ)
フランスの名テニスプレイヤー、ルネ・ラコステ氏が引退後の1933年に創業したブランド「ラコステ」。布帛のシャツを着てプレーするのが一般的だった当時、ラコステ氏の「もっと動き易いウエアを」という考えの元、ポロシャツが考案されました。トレードマークのワニは、彼の粘り強いプレイスタイルと、ワニ革がとても好きだった事に由来。品質の高さはもちろんの事、どこかエレガントさを漂わせる点も、ラコステの大きな魅力です。
L1212 / L1264
胸のワニマークでお馴染み、最も有名なポロシャツといっても過言ではないラコステの定番モデル「L1212」。2,3,4…というユーロ規格サイズは、( )でS,M,L…表記がされており、一般的なインポートアイテムのそれ(S,M,L…)に近いサイジング。裾口はフラットで、サイドに小さなスリットが入っています(L1264ヘザーグレーのみスリットはありません)。
日本代理店ではこれに当たる品番が「L.12.12」として展開されていますが、企画、生産とも日本国内で行われている独自のモデルです。当店扱いのL1212は、フランス企画のオリジナルモデル。世界で流通しており、現在生産は主に中米です。ジャパンモデルは8サイズ(XXXL相当)までですが、L1212は9サイズ(XXXXL相当)まで展開しており、当店ではフルサイズ扱っています。
PJ2909(L1812)
L1212のボーイズモデル「PJ2909」(旧L1812)。ユーロ規格のボーイズで、12サイズで日本の女性、14,16サイズは小柄~標準的な日本の男性にジャストフィット。プライスも手頃で、L1212と並ぶ定番モデルとして人気があります。L1212より胸のワニが少し小さめで、裾のスリットはなし。また、着丈が短いので、身長が高い方には向きません。日本代理店でも同品番の扱いがありますが、子供向けのサイズ展開で、色数も少ないです。
POLO RALPHLAUREN(ポロ・ラルフローレン)
1967年、ニューヨーク出身のデザイナー、ラルフ・ローレンことラルフ・ルーベン・リフシッツ氏が立ち上げた「ラルフローレン」。「ブルックス・ブラザーズ」と双璧をなす、アメリカントラディショナルの代表格です。ネクタイの製造販売で成功を収めた後、メンズアパレル全般を手掛け、1970年にコティ賞(アメリカで最も権威あるファッション賞)を受賞(1977年に殿堂入り)。近年では、ウィンブルドンや五輪アメリカ代表のユニフォームを手掛けた事も有名。各国の主要都市に直営店を構え、様々なラインで多様なニーズに応える事で、幅広い層から支持を獲得しています。
BOY’S POLO SHIRT
ラルフローレンのワンポイントポロ。オックスシャツと並ぶ定番中の定番です。
他ブランドと大きく違う点が、裾のドロップテール(後ろが長い作り)。ポロ競技の際、パンツインしたシャツの後ろが出やすい事から、長く改良されたディティールで、クラシカルな雰囲気が漂います。
当店では日本人の体型にジャストフィットなボーイズサイズのみ展開。Mサイズは日本の女性、L,XLサイズは小柄~標準的な日本人男性までカバーします。
FRED PERRY (フレッドペリー)
1930年代にテニス界の頂点を極めた伝説の名プレイヤー、フレデリック・J・ペリーが、1940年代後半にスタートした英国ブランド。月桂樹マークのポロシャツは1952年から製造を開始。トッププレイヤーに提供することで徐々に知名度を上げていったのですが、60年代のモッズムーブメントで一躍ブレイク。現在も、スポーツウエアとしてのみならず、ファッションや音楽シーンとも深い繋がりを持つブランドとして世界中で認知されています。
M12
ロンドン発、フレッドペリーのポロシャツと言えばM12。襟と袖に入る二本ラインが全体をキリっと引き締め、胸元のローレル刺繍が英国ブランドたる気品を感じさせてくれる定番モデル。イングランド製という点も大きなポイントです。
メンズモデルで、サイズはユーロ規格の36,38,40…表記。36で一般的なインポートもののS相当、44でLサイズ相当と、S~Lの間に5サイズがギュッと詰まっています。サイズアップによる各部(身幅、着丈等)の上り幅が小さく、フィッティングの好みが細かくお選び頂ける事になります。
こちらはイギリス本国から輸入した世界流通品番。日本代理店ではM12Nという品番で展開されています。以前は形が違った様ですが、現在はほぼ同じです。
体系別モデルのベストサイズ
体型の違うモデルが選んだベストサイズを着て比べてみました。各モデルのスペック(特に身長と身幅)、それに対する着用サイズとコメントを参考下さい。
サイズごとのフィット感
こちらはそれぞれの品番でサイズを変えた場合のフィット感の違いを比べてみました。好みのフィットを選ぶ際にご参考頂ければと思います。
3サイズが適度にゆとりのあるジャストサイズ。2はタイト目、4はゆったりしたフィットとなります。
ボーイズモデルPJ2909は最大サイズの16ですでにタイトなフィットなので、他サイズは着る事が出来ません。
こちらはLサイズがジャストサイズで、XLだとゆったりしたフィット感。Mサイズは小さすぎて着る事が出来ません。
M12はサイズ毎の各部ピッチ差が小さいです。38がベストサイズになりますが、前後サイズを着ても、他モデル程大きくフィット感が変わりません。
まとめ
いかがでしょうか?商品ページでは掲載していない他モデルとの比較、またサイズ違いでのフィットの差が少しでもイメージして頂けたら幸いです。
綺麗目からラフな着こなしまで幅広く使えるアイテムなので、シーンによってサイズを使い分けるのもありですね。
是非ともお気に入りの一枚を見つけて下さい!